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選び方が楽しくなる!焼き物の歴史と代表的な焼き物をご紹介

古くから受け継がれてきた日本の和食器


近年特に人気が上がってきた和食器。
和食はもちろんのこと、パスタやグラタンなどの洋食にも彩りを加える、日本人にとって馴染みの深い器ではないでしょうか。
「瀬戸焼」や「波佐見焼」のように、知名度の高い和食器を日常のテーブルコーディネートに取り入れている方は少なくありません。

日本は古くから焼き物作りが行われてきた国です。
実際にご自宅で使っている食器でも、実は産地や特徴を把握していない方も多いのではないでしょうか。
個々の食器が持つルーツや背景を知るだけで、これまで使ってきた食器の見え方が変わって見えてくるかもしれません。
人気の高い陶磁器を中心に、それらの持つ特徴や歴史,そしてお勧めの食器をご紹介します。

人気の和食器(陶磁器)の特徴まとめ

日常使いにフィットする波佐見焼

出展:http://www.pippuri.jp/?mode=cate&cbid=1238837&csid=1

今から400年以上前に、すでに焼き物の街だった波佐見の街で生まれたのが波佐見焼です。
江戸後期には全国に流通し日本一の生産量を誇った、古くから愛された器です。
波佐見焼は「使い古される、愛される”器”」をコンセプトに江戸時代から庶民に愛され続けた食器です。
「日常的にどんどん使ってもらいたい」という意思により、重ねて収納することが可能なことや、電子レンジ、食洗機にかけることが可能なことなど現代の生活の中でも実用的な食器です。
現代人の生活に合うようリアレンジされていることも少なくないため、プレートやマグカップなど商品ラインナップも広がり続けています。

h.evotra(エボトラシリーズ)


食器棚の収納を助けるだけでなく、柄違いで揃えても重なり合った姿がとてもかわいいシリーズです。

COLORS(カラーズシリーズ)


職人さんの手作業による「飛びカンナ」という模様付けが特徴的なシリーズです。
模様と共に、より華やかな印象になるので、和食のみならず洋食やスイーツにもよく合います。

HACHI-how(ハチホウシリーズ)


こだわりの八角形のシルエットは、シンプルなつくりなのに華やかさがあります。
現代の様々な生活スタイルに溶け込むような、スタイリッシュでモダンな印象です。
優しい質感とカラーで、食卓を彩るシリーズです。
手をかけずにささっと作ったシンプルなお料理も、このシリーズに合わせると華やかに見えるのが嬉しいところです。

美濃焼は特徴がない?どうして?


古くは古墳時代から岐阜県多治見市・土岐市・瑞浪市の3市で生産されている器が美濃焼です。
時代ごとに独特の変化を遂げてきた美濃焼は、陶磁器生産量が全国で最も大きなシェアを誇ります。
その時々に合った食器を生産し続けることで、絶えず需要に応え続けてきたんですね。
そして今もなお、わたしたちに合った和食器を届け続けてくれています。
その分「美濃焼」と言っても多彩な商品が生産されているため、「特徴が無いこと」が特徴と呼ばれています。
あなたにあった「美濃焼」を見つけてみることも、また楽しみかもしれないですね。

Coline(コリーヌシリーズ)


フレンチアンティークをモチーフにしたColine(コリーヌ)シリーズ。 和食器としては珍しい八角形の形状と食器の縁にあしらわれた凹凸(ドット)がとてもオシャレで可愛いシリーズです。
また、使い込まれたような質感は、届いたその日からしっくりと手に馴染むので気負いなくお使いいただけます。

Prato(プラートシリーズ)


配色のラインが程良く主張しながら、どこか落ち着いた雰囲気のあるシリーズです。
イタリア語で「素焼き」を意味するテラコッタをイメージした配色と、釉薬でベースの茶色がかったオレンジを表現しています。

Prairie(プラーリ―シリーズ)


フランスの家庭料理をテーマとしたナチュラルな食器シリーズのPraairie(プレーリー)。
全てマットな質感で、どんな料理でも引き立ててくれます。カラーのテーブルクロスとのコーディネートも楽しい商品です。

釉薬のパイオニア!瀬戸焼


瀬戸焼は「陶器」「磁器」ともに愛知県瀬戸市周辺で生産されています。
瀬戸焼きの一番の特徴は、日本で初めて釉薬(ゆうやく・うわぐすり)が施されている器だということです。
地域ごとの個性が非常に際立っていた鎌倉時代に、釉薬をかけて生産を行っていた地域は瀬戸以外になかったんです。
粘土を用いて焼き上げた従来の器と異なり、釉薬で表面を覆うことでガラスっぽい「耐水性」の高い食器が出来上がります。実用性がとても高いだけでなく、光沢や模様も器に彩りを加えました。
まさに釉薬のパイオニアです。
そして現在もなお、新たな個性を武器に瀬戸焼の生産が行われています。

SOILのマグ


このSOILシリーズはモダンでカジュアルなデザインに釉薬を施してあるため、食卓にあるだけであたたかい印象になります◎
ソーサーにも釉薬が施されているので、眺めているだけでもかわいいですよ。

”らしさ”を感じて、テーブルコーディネートを想像してみよう


日本には伝統的な和食器がたくさんあります。
それぞれの持つ特徴は、時代とともに大きく変化しています。
現代のライフスタイルに合わせたモダンな和食器と、歴史が紡いできた特徴を感じながらテーブルコーディネートを想像してみるのも楽しいですよ。
これからも日本伝統の器の歴史が紡がれていきますように。