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長く使い続けるために!和食器の取り扱い方まとめ

新しい器を買ってきた日は、とてもワクワクして早く使いたいと考える方が多いのではないでしょうか。
今回は買ってきたばかりの和食器を愛用するために気をつけたい、和食器の取り扱い方についてご紹介します。

新しい器を買ってきたらまず実践したいこと


和食器の購入方法は店舗はもちろん、蔵元で直接購入したり、オンラインショップで購入する方も増えているようです。
オンラインショップで購入した場合には、器が注文した商品と同じかどうか、発送時に破損が無いかどうか確認しましょう。

まずチェックするポイント


また買ったばかりの器の底がざらついていると、テーブルを傷つける原因になってしまいます。まずは器を裏返してみましょう。器の底部分を意味する「高台」をチェックしてみた時に、変にざらついていたりしないか確認します。メーカーや蔵元さんでヤスリがけしてくれている場合が非常に多いので心配ない場合がほとんどですが、それでもざらついている場合にはサンドペーパーなどで軽くこすって滑らかにしておきましょう。

器を水分に浸しましょう

陶器は充分に水分を吸わせてから使うことが一般的です。器には目に見えないほど細かく小さな穴があるため、この穴に水を吸わせることをお勧めします。器に水分を吸わせるのに一般的な方法は、お米のとぎ汁に器を入れて浸しておくものです。とぎ汁以外にも水道水など真水で対応するだけでも問題ありません。

洗って水分を拭き取りましょう

洗剤を使ってぬるま湯で器を洗いましょう。柔らかいスポンジの方がお勧めです。素材や焼き方によって特性は異なりますが、一緒にたくさんの器を洗ってしまうと買ったばかりの器に傷をつけてしまう場合があるので要注意。最後に熱めのお湯で洗剤を洗い流したら、ふきんで水分を拭き取りましょう。

お料理の前に気をつけたいこと

ソースや汁のシミを作らないために


購入したばかりの器にシミを作らないために、出来る限り試していただきたい方法が「水に浸ける」ことです。吸水性の高い器は特にお料理のソースや汁が染み込んでしまうことがあります。せっかくの器にシミがついてしまうとがっかりですよね。
お料理を盛り付ける直前でも問題ないので、大きめの桶などに水を張っておいて器を入れて、しっかりと水に浸けておきましょう。シミ対策だけでなく器にツヤが出てくれるので、いつも以上に食卓を彩ってくれるかもしれませんよ。

オーブンや電子レンジに注意!

現代のライフスタイルで活躍の幅がとても広い「オーブン」や「電子レンジ」ですが、使用前に一度注意しておきましょう。
近年は電子レンジ等に対応している器が多くなっていますが、本来陶磁器は急激な温度変化に強くありません。数分の間に200℃近くまで高温に達するオーブンや電子レンジの使用に対応していない器も少なくないのです。購入前に事前にご確認いただく、もしくは電子レンジ等の使用前にメーカーや蔵元さんへ直接確認してみた方がよいでしょう。
また金銀の装飾が施されている器や漆器については、オーブンや電子レンジの使用を避けたほうがよいでしょう。

一般的な収納方法は?


器の収納方法として一般的なのは、器を重ね合わせる方法です。大きさごとに重ね合わせることで、収納スペースをうまく活用している方が多いようです。高額の器については重ね合わせない方がよいので、布等を挟んで傷を予防しましょう。
現代の和食器では収納を前提としたシリーズも開発されているので、和食器のコーディネートと収納のふたつを意識してあなた好みのシリーズで統一してみるのもお勧めです。