ちょっと気になるうつわのお話②和食器のサイズ
ちょっと気になる器のお話②
こんにちは。
皆さんは、器選びの際に気にするポイントはどのようなものがありますか?
きっと合わせようとイメージする料理だったり、おうちにある器のレパートリーだったり、用途や目的によって変わってきます。
主観混じりですが、皆さんがチェックするだろうと思うポイントをいくつか挙げてみます。
・デザイン
これはやっぱり大切なポイントですね。
お買いもので選ぶ楽しみや、コーディネートを考える楽しみには欠かせません。
・サイズ
実際の料理を盛り付けた時のバランスや、分量が合うかどうか。
サイズは使いやすさに直結しますので大事なポイントです。
・質感(素材)
デザインと似た考えですが、質感は触り心地だけでなく見た目も変わりますので重要です。
使う時に手にしっくりと馴染むかどうかなど、永く使う上では吟味したい点ですね。
・機能性
電子レンジや食洗機、オーブンに対応かどうかなど、焼き物なので素材の性質や作り方によって器ごとに違います。
料理をする側からすると、対応してくれている方がありがたい事もあるのですが、非対応でも素材の風合いや性質を活かした素敵な器はたくさんあります。
例え食器棚の器が全て対応していなくても、特に問題は無いです。
日常で間違った使い方をしない為にも、器の機能性はチェックしたいポイントです。
その他にも、それぞれチェックするポイントはたくさんあるかと思います。
最近はデザインや特性も様々なものがあって、器選びも楽しいですよね。
和食器のサイズ、「寸」?「尺」?
前置きが長くなりましたが、今回はわたしが挙げた気になるポイントの1つでもありました、「サイズ」についてです。
特に、わたし自身が覚えるまではイマイチ理解出来ていなかった「和食器のサイズ」についてお話しさせて頂きます。
9寸、7寸5分、4寸、などなど。
和食器の名前やサイズ表記に、このように書かれているものをよく見ますね。
これは和食器に使われる、「寸」の単位を主に用いた「尺貫法」という寸法です。
「一寸」はおおよそ3cmの長さになります。
その他にも、寸の10分の1サイズの「分」、寸の10倍サイズの「尺」などがあります。
9寸皿=φ約27cm
7寸5分皿=φ約22.5cm
4寸皿=φ約12cm
尺皿=φ約30cm
器の直径のサイズ変換は上記のようになります。
このサイズ表記を覚えておけば、和食器選びの際にとても便利ですね。
9寸皿(φ約27cm)
家族分のメインおかずや、ワンプレートにぴったりなサイズです。
その他カレーやパスタなどの主食メニューなど、幅広く使えます。
7寸皿(φ約21cm)
一人分のメインおかずや軽食を盛り付けるのにオススメのサイズです。
手軽に使える大きさなので、人数分揃えておきたいサイズの一つですね。
5分皿(φ約15cm)
取り分け皿やデザート皿としてオススメの大きさです。
おもてなしの際のお茶請けのお皿としても良いですね。
和食器独自のサイズの言い回しですが、知ることで和食器をより身近に感じることが出来ますよね。
これからの器との出会いの際に、是非参考にして頂ければと思います。
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