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素朴な土の風合い「信楽焼」の魅力。

こんにちは。

 

私たちが普段手にしている和食器と呼ばれる焼きものは、産地や製法によって種類が分けられます。

今回はその中のひとつ、「信楽焼(しがらきやき)」についてです。

 

 

信楽焼といえば、素朴な土の風合いが楽しめる味わい深さが印象的。

「日本六古窯」の内の一つとして、日本を代表する焼きものです。

絵付けなどを施されている商品は少ないのですが、釉薬の種類が多く「焦げ」や「ビードロ釉」など、多彩な色調や風合いが魅力のひとつです。

 

 

信楽で生産される良質な陶土を使用していて、成形出来るように数種類の土を調合してから、職人さんによって形づくられていきます。

耐火性・保温性に優れている土質なので、土鍋などもつくられています。また、粘りが強くコシのある土質は、傘立てや花瓶、置きものなどの大物にも適しています。

飲食店などの玄関に置かれているたぬきさんの置きものが有名ですね!

私自身、信楽焼について調べていて初めて知ったのですが、今度たぬきさんの置きものに出会った時にはじっくり見てみたいと思います。

 

 

 

信楽焼の特徴として有名なものに、「火色・焦げ・ビードロ釉」があります。

 

[火色(ひいろ)]

信楽の土には鉄分が含まれている為、焼成すると表面がほんのりと赤くなります。

赤褐色に近い柿のような、温かみのある色合いです。

 

[焦げ]

焼成している時に窯の中に灰が積もります。

その灰に埋もれた部分が黒褐色の色になり、その部分が焦げと呼ばれています。

 

[ビードロ釉]

焼成中に焼きものの中に灰が溜まり、その灰が土の成分と解け合って、青緑や黄緑色のガラス質に変化すること。

自然に釉薬をかけたようになります。

 

 

 

ナチュラルで素朴な雰囲気が素敵な信楽焼。

信楽焼は「陶器」に分類されるので、商品によっては使い始めに「目止め」の処理をオススメします。

(※表面の加工や処理、制作工程によって違いがありますので、お手入れなどについては使用前にご購入店舗にてご確認ください。)

 

 

目止めの方法についてはいくつかありますが、一例として下記をご参考にしてください。

①大きな鍋に器と、器がかぶる位の米のとぎ汁を入れる。

②弱火で火にかけ、沸々と煮立った状態で20分待つ。(※吹きこぼれや強火に注意)

③火を止めたら、そのまま自然に湯が冷めるのを待つ。

④湯が冷めたら、器を丁寧に洗って乾燥させる。

 

以上です。

米のとぎ汁が無かったり火にかけるのが心配な場合は、2日間真水に浸けておくだけでもある程度の効果があるそうです。

これらの処理を使い始めにしておくことで染みなどの予防となり、永く綺麗な状態でお使い頂けます。ただし、必ずしも汚れや染みが防げるものではないので、ご注意ください。

ある程度の経年変化は、焼きものならではの味わいとして楽しんで頂けたらと思います。

 

 

是非、信楽焼の器をチェックしてみてくださいね♪

 

 

 

 

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