今、人気の波佐見焼!その特徴と魅力
2018年3月3日
人気の高い「波佐見焼」の器。
その言葉はよく聞くけど、いまいちどんな器を指すのかわからなかったりしますよね。
その特徴について少しお話させて頂きます♪
その生まれは、長崎県の波佐見町近辺。
波佐見焼の発祥の地は、長崎県の波佐見町です。
その歴史は今から約400年以上遡ります。
陶器の生産をしながら陶石の発見にも努め、良質な陶土・陶石の発見により、染付と青磁の磁器へ移行していきました。
江戸時代後期には全国に流通し、今でも根強い人気と生産量を誇っています。
当時を代表する器の「コンプラ瓶」と「くらわんか碗」
・コンプラ瓶
東南アジア向けの酒や醤油などの輸出容器として作られたのが始まりです。酒や醤油の風味を保つ為と、当時の出荷量の増加に対応する為に染付白磁を用いた徳利型の瓶がつくられました。
・くらわんか碗
江戸時代に生産され、大衆の間で広く愛された磁器碗です。それまでの時期は高価なイメージがありましたが、従来の常識を覆し手頃で良質な日用食器として庶民に普及しました。簡単な草花文などの絵付けが特徴です。
現在の波佐見焼の特徴は?
波佐見焼の特徴は、透けるような白磁の美しさと繊細な染付けの深い味わいにあります。そして、透かし彫りや編目模様などの技術も波佐見焼ならではのものです。
現代ではデザインの幅も広がり、モダンやポップな印象の器も各窯元から作られています。
伝統的な模様・絵付けから北欧風のデザインまで、バラエティー豊かな品揃えが魅力で、時代や生活スタイルに合わせたものづくりも日々進化しています。
生活に根ざした焼き物づくり。
発祥当時から庶民の生活に寄り添ったものづくりをしてきた波佐見焼。
その中にはグッドデザイン賞を受けている製品もあり、質の高い製品づくりをしています。
今も、現代の様々なシーンやニーズに応じた家庭用食器や贈り物、伝統的な工芸品など幅広く生産されています。
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