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和食器の基本知識と選び方のポイント

世界中を見ても他に例を見ないほど豊富な種類とラインナップを誇る和食器。
手にしてみると色や柄、質感など、日本人にとって馴染みやすい器なので、日常の食卓を彩る最も身近な食器です。
今回はあまり知られていない和食器の基本知識を紹介します。
自分好みの器選びに役立てて下さい。

陶磁器に使われる代表的な呼び名


和食器には、部分によって独特の呼び名があることをご存知ですか。

器の「縁」の部分=飲みくち部分のことを「口縁(こうえん)」「口造り」と呼びます。
口を直接つける湯呑みなどは、口縁の口当たりは非常に大切です。ざらついていたり、口触りの好みに合わない食器は避けたほうが良いかもしれません。
器の内側部分のとを「見込み」と呼びます。外側は「胴」、胴よりも下の部分のことを「腰」と呼びます。さらに下に位置する底部分を「高台」、ろくろから糸で切り離された部分を「糸底」と呼びます。
手に持ち上げて食べることの多い和食器は、高台の持ち心地や安定感を確認して選びましょう。

和食器とは、どういうもの?

器の大きさ


和食器の大きさは「尺貫法」で表します。
cmやインチ表記とは異なり、伝統的なサイズ感として「尺」や「寸」が用いられる場合が多いです。日々の使いやすさを重視して完成されたサイズのため、用途に合わせてサイズ選びましょう。
日常的には慣れ親しまない「尺貫法」ですが、大きさの目安も紹介するのでご安心下さい。

尺皿:直径約30cm
八寸皿:直径約24cm
七寸皿:直径約21cm
六寸皿:直径約18cm
五寸皿:直径約15cm
小皿・豆皿:直径約12cm以下

一寸は約3cm、一尺は約30cmです。
お皿円形を基本として、口径をもとに3つに分類されます。
複数で取り分けるのに活用される大皿は、八寸皿以上のサイズがお勧めです。
続いて取り皿など中皿として使い勝手の良いサイズ感が五〜七寸皿です。それ以下のサイズ感の器は「小皿」や「豆皿」と呼ばれます。
これらの器以外にも、底の深い器を「鉢」と呼んだります。

まず揃えたい和食器アイテムは?


和食は「一汁三菜」と呼ばれる構成が定番となります。定番にならって、シーンに合わせて好みの食器を揃えましょう。
和食器には用途や料理に合わせた様々な種類があります。多種多様なバリエーションの中から、何を取り揃えるべきか基本的なアイテムをご紹介します。
基本的な構成として揃えておきたいのが、

  • 飯碗
  • 汁椀
  • 中皿
  • 小皿
  • 小鉢

です。
これらは日本伝統の「一汁三菜」の膳にならった構成になります。
飯碗は素材もデザインもバラエティ豊富なので、ライフスタイルに合わせて選びやすい食器です。
汁椀は保温しやすい材質のものが多いですが、口につける器なので口当たりを大切に選んだほうがいいでしょう。
中皿は取り皿としても、主菜用のお皿としても活用しやすいサイズの器です。
副菜用には小皿や小鉢など、取り皿としても香の物や薬味などに活用します。

サイズはもちろんのこと、形状もさまざまです。
四角と丸の器を混在させたり、一式を同じ風味で揃えてみたり、個性の出し方もさまざまに工夫できます。器の色味も考慮するといっそう豊かな食生活を彩ることができます。

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